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仏でスロープレーによる罰打“拒否”で失格のC・シガンダ 「わたしはいい人、ほかにも遅い人はいる」

2週前に罰打拒否で前代未聞の失格となったカルロタ・シガンダ(スペイン)が好発進。ホールアウト後には思いを語った。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年8月11日 06時30分

<AIG女子オープン 初日◇10日◇ウォルトン・ヒースGC(イングランド)◇6881ヤード・パー72>

2週前の「アムンディ・エビアン選手権」でスロープレーによる2罰打を科せられながら、これを拒否し失格となっていたカルロタ・シガンダ(スペイン)が、1週間の休みを挟んで、今度はイギリスで好発進を決めた。首位とは2打差の2アンダーにまとめ、7位タイで2日目に向かう。

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「ティショットもよかったし、いいラウンドだった。どんなメジャーでも2アンダーはいいスコアだと思う」と振り返った1日だったが、記者の質問はプレー内容より“スロープレー”に終始した。

エビアンでの失格後、SNSに投稿した内容も物議を醸した。その内容は、競技委員がプロのゴルフを理解していない上で、シガンダを特に目の敵にするというものだった。これに対し、米国選抜と欧州選抜の対抗戦で欧州チームのキャプテンを務めるスーザン・ペターセン(ノルウェー)が今大会前に苦言を呈し、シガンダ本人に「急げ」と提言したと海外メディアが報じた。

それでもシガンダの言い分はこうだ。「わたしはいい人だし、ほかの人をリスペクトしてプレーする。だからわたしのこともリスペクトしてほしい。自分の番が来たら計測が始まるというけど、それはとても主観的なもので、それがいつなのか不透明。すべての組に競技委員をつければ、ほかにも遅い人はいるし罰せられると思う。いつもわたしなのはフェアではない」と反論する。

「わたしは決して早いほうではないと思うし、わたしよりも早くプレーする人がいるのは知っている。でも、遅いプレーヤーはほかにも大勢いるのに、わたしほど計測される人はいないし不公平」と、持論をぶちまける。

この日は「前の組を待つこともあったし、問題はなかった」と自身のプレー時間は改善傾向にあると主張。米女子ツアーのスロープレーは年々ひどくなっているのも事実でハーフ3時間近くかかる大会もあるほどだ。シガンダ1人の問題ではなく、全体のスピードアップは喫緊の課題とも言えそうだが、まずはシガンダの今大会のプレーが、より注目を集めるのは間違いない。

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