米ツアーでの1年目のシーズンを終えた竹田麗央が、昨年からスポンサー契約を結ぶ富士フイルムを表敬訪問した。その前には同じ港区の東京ミッドタウンにあるフジフイルムスクエアで行われてる写真展を観覧。写真家・蜷川実花氏が撮影した東京ディズニーリゾートの作品の数々を楽しんだ。
「去年はオフに1度行きました。今年はフロリダのディズニーに初めて行って、日本とまた違った雰囲気だったので楽しかったです」と話すディズニー好き。「アナと雪の女王が好き。きょうは実写の方がすごくきれいだなと思いました」と、目にも楽しい時間になった。
さらに同社と契約してから、一眼レフカメラとチェキも帯同し、ツアーを戦う“カメラ女子”。特に風景を撮影するのが好きで、今では「趣味」にまで昇華している。「熊本に帰っても阿蘇とかに行って撮ったりしていて、すごく楽しい。公園とかは自然がすごい豊か。川が流れて、そこでゆっくりするのもいい。リラックスしていました」。これが強さを支える、息抜きにもなっている。
昨年、日本開催の米ツアー「TOTOジャパンクラシック」を制し、米女子のメンバーカードを手にした。今季はツアー最多の30試合に出場し、3月の「ブルーベイLPGA」(中国)で優勝。「全米女子オープン」で2位になるなど、ポイントランク4位になるなど大活躍の一年を過ごした。帰国後は、イベントや挨拶回りをして、来週には地元・熊本に戻る予定。「地元の友達に会ったり、日本の食事とかが楽しい。クラブはラウンドをする時くらいで、毎日は握れていないですね」と、まずは骨休めの期間に充てている。
来季開幕は、過去2年間の優勝者のみが出られる「ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ」。開催時期は来年1月29日~2月1日と、短いオフを過ごしていく。「ゴルフの練習より、トレーニングがメーンになるかなと思います」。体を作り、今年に続きチャンピオン大会に臨むことになる。
ルーキーイヤーは、出られる試合には出るというスタンスだったが、「スケジュール管理とか、体調も万全ではないままプレーした時もあったので、そこは少し大変でした」と移動の大変さなども骨身に染みた。それ故、来年は出る試合を見極めることも必要だと考えている。「まずはシーズン1勝を早くできるように。メジャーで優勝したいという気持ちもあるので、そこに向けてまた頑張りたいです」。しばしの休養を挟み、さらなる飛躍を目指していく。(文・間宮輝憲)
