<TOTOジャパンクラシック 事前情報◇4日◇太平洋クラブ美野里コース(茨城県)◇6598ヤード・パー72>
プロ3年目の政田夢乃が、日本開催の米ツアーに初めて出場する。日本ツアーメンバーは「富士通レディース」終了時点のメルセデス・ランキング上位35人に出場権が与えられ、政田もその一人に名を連ねた。
「出られると思っていなかった。ボーナス試合じゃないですけど、今年頑張ってきたボーナスだと思って頑張りたいです」。ここまでの31試合でトップ10入りは6回。「ヨネックスレディス」では2位タイ、「ニチレイレディス」では4位タイに入るなど、安定した成績を残してきた。今大会への出場を「一歩成長」と表現する。
一方で、「ショットがずっとあまり良くなくて、ごまかしながらやっている感じがある」と、決して好調というわけではない。試行錯誤を続けている。「早く自分のものにして、しっかりしたショットを打ちながら、優勝争いをしたいです」と力を込めた。
今大会のように予選カットのない試合に出場するのは「ほぼ初めてに近い」という。普段は予選ラウンドで予選通過を意識することが多いが、今回は違う。「下のほうのランキングで通れたので、今回は挑戦する側。少しでも上に行けるようにという気持ちで、一日一日を頑張りたいです」と前向きな姿勢を示した。
会場入りしたのは、この日が初めてだった。「一番かわいがってくれていた」という地元・北海道に住む祖母が、月曜日に亡くなった。火曜日には急きょ北海道へ向かい、祖母に会った後、その日の夜便で茨城へ戻ってきた。プロアマではアウトの9ホールのみをプレーし、インはぶっつけ本番で臨むことになる。それでも、準備不足への焦りは見せなかった。
空から見守ってくれているであろう祖母に、少しでも頑張る姿を届けたい。「すごく応援してくれていました。こういう試合で上位に行くのが恩返しかなと思っています」。祖母への感謝を胸に、特別な4日間に挑む。(文・高木彩音)
