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経験豊富な外国人キャディも起用 渋野日向子は米本土初戦で「やりたいスイングができるように」

渋野日向子が今季米本土初戦を迎える。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2023年3月23日 08時20分

<LPGAドライブオン選手権 事前情報◇22日◇スーパースティション・マウンテンGC(米アリゾナ州)◇6526ヤード・パー72>

アジア連戦から2週間のオフを挟み、渋野日向子がいよいよ今季米本土初戦を迎える。アリゾナ州での試合は「初めて」。ゴールドキャニオンの山岳地帯のふもとに位置し乾燥地域にあたるが、開幕前は雨が降り気温もかなり低い天候に見舞われた。それでも「思ったより寒いですけど、楽しみです」と米初戦に意気込む。

青木翔コーチとの再タッグでオフシーズンから大胆なスイング改造に取り組んでいる渋野。アジア戦を終えたときには「ショットに関してはマイナスな気持ちになる場面が多い」と語っていたが、この短いオープンウィークでその修正と練習を重ねてきた。まだ道半ばで「細かいのはなかなかできていない」と課題は残ったままの渡米となったが、「試合をこなしていくなかでやれたらいいかな」と一歩ずつ進めていく。

日曜日に会場入りをし、月曜日に18ホール、火曜日にアウト9ホールの練習ラウンドでコースを確認。開幕前日の水曜日はプロアマのウェイティングに入っていたが、出番は回ってこなかった。フェアウェイは地面が硬く、「ランが出て思ったより飛んだりする」ため2打目以降では短いクラブを持つことも多くなりそうだが、グリーン周りは「相当跳ねる。距離感を捉えられるようにしたい」とタテ距離が注意するポイント。さらに「グリーン上も速いところは速いし読みにくいところも多い。距離感も重要」とカギのひとつに上げた。

今大会では外国人キャディを起用。日本でも一度タッグを組んだことがある、ジョン・ベネット氏にバッグを預ける。「日本語がしゃべられるので(笑)」と言葉の壁もなさそう。国内では男子ツアーのデービッド・スメイル(オーストラリア)や横峯さくらの専属キャディを長年勤め、経験も豊富なベネット氏とのタッグ。「(英語と日本語を)交えながらですね、楽しみです」とリラックスして臨む。

ツアー今季初のフルフィールド戦で、予選カットがある4日間大会。4月のメジャー初戦に向けても調子を上げていきたい米本土2連戦が始まる。「予選通過できるように、そして自分のやりたいスイングができるように頑張りたい」と結果だけでなく新スイングの完成度も仕上げていく。(文・笠井あかり)

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