<フォード選手権 3日目◇28日◇ワールウインドGC(アリゾナ州)◇6675ヤード・パー72>
畑岡奈紗が15番パー3で、優勝もした2021年の「ウォルマートNWアーカンソー選手権」以来となる自身5度目のホールインワンを達成した。「びっくりしましたね~」と笑顔を見せる。
この一打により、CMEチャレンジプログラムとしてセントジュード・チルドレンホスピタルに2万ドルが寄付される。「子どもたちに寄付できるのはすごくうれしい」と喜んだ。
ホールは打ち下ろしの崖越えで、ピンまでは133ヤード。フォローの風の中、「最初は50度かなと思ったんですけど、エイミー(エイミー・ヤン)が9番を持っていたので『えっ?』と思って」と、最終的にPWを選択。放ったボールは手前から転がり、そのままカップインした。
「とにかく鳥肌が立って、すごくドキドキしていた」と振り返るが、「まだ3ホール残っていたので、すぐに集中しました」と気持ちを切り替えてラスト3ホールに向かった。その後、17番パー5で2オン2パットのバーディを奪うなど、この日は1イーグル・4バーディ・3ボギーの「69」。トータル10アンダー・28位タイに浮上した。
ホールインワンの副賞として、フォードのSUVブロンコを獲得。「練習ラウンドのときに“いい車だな”と思って見ていたので、まさか入るとは…。うれしいです」。ティイングエリア脇に展示されていた車の前で母と記念撮影。車内をのぞくなど、喜びをにじませた。
「いま課題にしているコントロールショットだったので、ホールインワンが出たのは、よりうれしいです」と自信にもつながった。一方で、日に日に硬く、速くなるグリーンには「距離感に苦戦しました」と振り返る。
3番ではエッジからの下り約7メートルを2.5メートルオーバー、4番も花道から約3メートルオーバー、6番では約6メートルのパットを1メートルオーバーして返しを外すなど、「もったいないボギー」が続いた。「その辺のミスは多かったですが、ショットはだいぶいいと思います」と手応えも口にする。
初日「68」、2日目、3日目はともに「69」。「あしたはビッグスコアを出していきたい。今週は出しきれていない感じがあるので、思い切ってプレーしたい」。最終日の巻き返しを見据えた。(文・高木彩音)

