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18番で笑顔レクシー・トンプソン キャリア史上最大6打差で勝利

18番で笑顔レクシー・トンプソン キャリア史上最大6打差で勝利

配信日時:2016年2月29日 14時38分

 「勝つためにはバーディをとらなくてはと言い聞かせていました」とトンプソンは振り返る。「彼女が見事に3連続バーディをとっていたので、私も彼女を止めるためにバーディをとっていかなくてはいけないとわかっていました。ただ他の選手のことより自分のゲームに集中しようとしました」。

 トンプソンは6番、8番で最初のバーディをとり、リードを3打差に伸ばすも、9番でボギー。インジとの差は2打に縮まった。そして迎えた10番パー5。この日一番のトラブルにみまわれたものの、素晴らしいセカンドショットをみせ4フィートのイーグルパットをきめる。トンプソンが5番アイアンでグリーンのフロントエッジに完璧に打つと、ボールは下りの傾斜を転がっていき、カップに方にすいこまれるように入っていった。

 「あれで火がつきました」と、トンプソン。「9番でボギーをとってしまいましたが、10番はバーディホールだとわかっていました。4フィートの傾斜を転がっていって、イーグルがとれたらスコア的には助かります。左エッジにボールが落ちたと思いますが、コロコロ転がっているのが見えました。グリーン周りのファンの歓声で突然聞こえたので、きっととても良いのだと思いました」。

 残り8ホールで3打差だったが、トンプソンは残りホールでトラブルだけは避けたいと思っていた。彼女は15番でさらに最後のバーディをとり20アンダー。一方インジは、バックナインで3つのボギー、17番ではダブルボギーをたたき、トンプソンの最終ホールに余裕を持たせてしまった。「そうですね。17番が終わるととても落ちついていました。それでも18番は良い位置にドライバーショットを打ちたかったですが、ゴルフという競技は何が起こるかわからないので先走ってはいけないです」。

 6打差での勝利はトンプソンのキャリアの中でも最大差での優勝だ。それまでの最大は2011年に優勝した「ナビスターLPGAクラシック」での5打差。

 「18番グリーンに上がってくるときはきっと笑顔だったと思います。ただ安心しました。今週は素晴らしい1週間でしたし、来年戻ってくるのがいつも楽しみです」とトンプソン。
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