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“バンカーからのベタピン”で流れ変えた 畑岡奈紗が安堵のバーディ締め「アンダーにできたのはよかった」

畑岡奈紗は4バーディ・3ボギーの「71」。1アンダー・18位タイとまずまずのスタートを切った。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2024年4月19日 12時30分

<シェブロン選手権 初日◇18日◇ザ・クラブ at カールトン・ウッズ(テキサス州)◇6889ヤード・パー72>

イーブンパーで迎えた最終9番。残り115ヤードの2打目を手前2メートルにつけバーディを奪い、畑岡奈紗はアンダーに潜った。「午後スタートで風の向きがコロコロ変わってすごく難しいところもあったけど、なんとかガマンしてきたのが最後のいいバーディにつながったかなと思います」。トップが6アンダーまで伸ばすなか、優勝争いに向け価値ある1アンダーといえる。

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中盤まではボギーを打っても取り返し、また失うという展開。前半を1アンダーで終えたが、2番、3番の連続ボギーで1オーバーまで戻された。そのなかで生まれたのが、ティショットをフェアウェイ右のバンカーに入れながら、そこからベタピンにつけ奪った5番のバーディだった。「きょうはあそこ(のバンカー)は超えると思って打ってたので、入ったのは予想外でした。ライもちょっとアップヒルで難しかったですけど、うまく距離を合わせられてよかったです」。その後の3ホールもパーで粘り、前述した9番を迎えていた。

気まぐれに吹く風にも手を焼いた。「番手を計算してるときと、実際に打とうとするときで(風向きが)変わるところがあったので、難しかったですね」。そういうときは基本の風向きを信じてショットに入った。随所で耐える場面が訪れる一日だった。

オープンウィークだった先週は、自宅のあるフロリダ州オーランドで「曲げたくないという意識からスイングが小さくなってしまっていたので、それを大きくできるように」と調整を急いだ。なかなかコースで具現化するのは難しいが、常に意識はそこに置いた。「最終ホールのティショットも少しプレッシャーがあるけど、そこで振り切っていけたのはよかったと思います」。グリーンまで伸びる大きな池が右サイドに広がるホールでも、怖がらず大きなスイングで―。こんなところにも、バーディ締めの要因がある。

「1オーバーまでいってたので、そのあと2つ返してアンダーにできたのはよかったと思います」。首位と5打差の18位タイ発進。午前組でプレーする明日は、その差をグッと詰めていきたい。(文・間宮輝憲)

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