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思い切りよく「振れた」 渋野日向子が取り戻した“つかまった球”

思い切りよく「振れた」 渋野日向子が取り戻した“つかまった球”

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2022年7月29日 11時50分

トラストゴルフ・スコティッシュ女子オープン 初日◇28日◇ダンドナルドリンクス(スコットランド)◇6494ヤード・パー72>

前週のフランスでは、こすり球が多発した。スコアを落とし続け、予選ラウンドで敗退した渋野の姿はときおり荒れ狂うスコットランドの天候の下で、すっかり別人となっていた。

スコットランドから直送! 渋野日向子のドライバー“振る”スイング【動画】

今週の課題は「振り切る」こと。思い切りよく振れずにこすり球が多かった姿はなかった。スタート前の練習からしっかりとつかまる球を連発。コースに出ても、いわゆる“マン振り”素振りをし、一度力を抜いてから本スイングで最高のパワーを発揮。つかまりの悪い右へと飛ぶこすり球はなく、しっかりとドローがかかったショットを打ち続けた。

「全体的にすごくリズムよく振っていたと思うし、風もそんなになかったので、思ったように最後まで振れた。結果的にフェアウェイキープもすごくよかった」。大雨と風に襲われた7番以外は概ね微風。そんななかで、フェアウェイキープは14ホール中13ホール。バーディチャンスを生み出すための第一関門となるティショットは完ぺきなドローボールが空気を切り裂いた。

「右にこすって、それを嫌がって左に行く球じゃなくて、ほんとうに理想の、いいボールが飛んでいくのが多かった」。笑顔で話す渋野の表情に明るさが戻った。5番のパー5ではティショットが予定以上の飛距離を記録。ホールを横ぎるカート道を越えた。「あそこまで飛んでいるとは思わなかった。カート道を越えているとは思わなかった」。ティから270ヤード地点を越えて絶好の2オン狙いの位置まで運んだ。

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