「全米女子オープン」から2週間の調整期間を経て今季メジャー3戦目に挑んだ西郷真央。初日は3つのバーディを奪うもボギーも5つ。「74」のラウンドで2オーバーとやや出遅れた。
ショット力の秘密!西郷真央のドライバースイング【連続写真】
天候が芳しくない午前組でのプレー。「パー4でかなり距離が残るショットが多かった。練習ラウンドではショートアイアンでやっていたところも、フェアウェイウッドやユーティリティになってしまうところも少なくなかった」と、この日は6809ヤードと元々距離の長い設定のコースがさらに重くのしかかった。それでも「パーオンはしっかりできていた」と持ち味のショット力を生かして難コンデションのなかでもしのいだ。
問題はそのあとだった。「スタートホールで練習グリーンほど遅くなっていないかなっていう印象で、序盤は練習グリーンとの(イメージの)差を自分の中で埋めていくのはなかなか難しかった」とパッティングが決まらない。ようやくタッチが合ってきたときには「ちょっとグリーンが荒れていたり、さらにちょっと重くなった印象があった」とまたしても変化。この日は33パット。「試合中にしっかりアジャストできないと、やっぱリスコアをまとめられないなと感じました」と修正が効かなかった。
苦しいラウンドとなったが、それでも上がりの18番ではグリーンの外から直接沈めてチップインバーディ締め。ただでは終わらないところを見せつけた。「明日に切り替えるために最後はいいバーディでした」。悪いものは最後に払拭したはず。2日目は初日のぶんまでチャンスを沈めたい。
