そして驚くことに、全長は6638ヤード。同じパー71で行われた2007年大会では6664ヤードだったから、わずかながら距離が短くなったことになる。この15年の間にはゴルフクラブ、ボールの進化で女子選手の飛距離も伸びているから、単純に考えればコースも長くなりそうなものだが…。
その理由も「グリーンの改造によるもの」と同コースを管理するデービット・フルーシェ氏。「コースでもっともチャレンジになるのはグリーンを狙うショット。前回大会のベント芝よりも、このバミューダ芝のグリーンはずっと硬くなる。正しいアングルからグリーンを狙って止めることが鍵になる」と話す。距離が短くなったとはいえ、より戦略性が増したパインニードルズ。多くのトッププレーヤーを苦しめることになりそうだ。(文・武川玲子=米国在住)
