全米会場で謎の美女を発見
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アマチュアのタイトルを総なめにした天才少女の伝説の幕開けは2012年の「カナディアン女子オープン」。申ジエ、インビ・パーク(ともに韓国)らを押しのけて、アマチュアながらツアーで初優勝を挙げると、翌年には連覇を達成。同年プロに転向してからも14年の「スインギング・スカートLPGAクラシック」でプロとし初優勝。翌年には17歳にして世界ランキング1位に君臨した。
さらに16年の「リオ五輪」では銅メダルを獲得。その後は調子を崩す時期もあったが、21年の「ロッテ選手権」で3年ぶりの勝利を挙げると、同年の「東京五輪」では稲見萌寧にプレーオフで敗れるも銅メダルを獲得。現在、五輪メダルを2つ持つ選手はリディア一人である。
今季もすでに勝利を挙げており、1ラウンドあたりの平均パット数は1位(28.25)、パーオンホールでも4位(1.72)とグリーン上の強さは健在。一度乗り出したら止まらないバーディラッシュで、3つ目のメジャータイトルをつかみにかかる。

