“悪夢の18番”　アン・ナリンはまさかのトリプルボギーで後退

＜JTBCクラシック 3日目◇26日◇アビアラGC（米カリフォルニア州）◇6609ヤード・パー72＞

16番パー4でピン4メートルに1オンさせてイーグル、17番パー5は第3打を1.5メートルにつけてバーディと、2ホールで3打伸ばしたアン・ナリン（韓国）。ナンナ・コルザ・マジソン（デンマーク）とトータル14アンダーでトップに並んだが、最終18番パー4で悪夢が待っていた。

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アゲンストの風の中、ドライバーで打ったティショットは左の深いラフにつかまった。ここから打った第2打は左に引っかけ、カートパスを超えてブッシュへ。木の幹に引っかかったボールは打てずにアンプレアブル。しかし、ドロップしたボールがブッシュ際まで転がる不運もあり、バックスイングも十分に取れないところから打った第4打はカートパスの縁石に強く当たり、ブッシュ方向へ。どうにか打てるところに止まったが、第5打でようやくグリーンを捉え、5オン2パットの「7」。このホールだけで3打落とすと、2位に後退した。

「ショットは悪くなかったし、良いパットも打っていた。18番に入るまではすごく良いプレーができていたと思う」とがっくりと肩を落としたナリン。トラブルになった18番も「とにかく1打でも少なく上がることだけを考えていた」と冷静に対応したという。

現在26歳のナリンは昨年10月に韓国で開催された「BMW女子選手権」で3日目を終えてトップに立ち、注目を集めた。3位に終わったが、その後12月には渋野日向子、古江彩佳が挑戦したQシリーズで堂々のトップ合格。今季はルーキーとして米ツアーにフル参戦する。