その9番パー4は、8メートルほどの下りのパットをねじ込んでのバーディフィニッシュ。「昨日からずっとショートしていた下りのパット。すごくいいタッチで、微妙に曲がらなそうなラインを読み切れてうれしかった」。困難を最小限のロスでしのいでのバウンスバック。それだけにホールアウト時には、ホッとしたような笑顔もこぼれた。
多少のミスはあったものの、ショットは概ね安定。さらに随所で強気のパットを見ることもできた。米ツアーメンバーとして戦うにふさわしい、堂々のラウンドだったといえる。「昨日悪かった部分を、いい風に持っていくことができた。明日もガマンしながら、伸ばすところで伸ばすゴルフができたらいいな」。蒸し暑いシンガポールで、さらなる上昇気流に乗りたい。

