■最終日だってやることは一緒
悔しさにじむ言葉が並んだが、それでもメダル圏内で最終日を迎えた。優勝者以外は表彰式に出ない通常のトーナメントとは違い、3位までにメダルが付与されるが、戦い方は特に変えないという。
「周りのスコアを考えてもどうにもならないので、萌寧ちゃんがどこまで伸ばせるかどうか。そのためには目の前の一打を丁寧にやるだけです。それで結果がどうなるかですよね。メダルを狙っていけるものならいいけど、それも難しいですからね」
また、コーチの立場としてはこの状況を大きな経験としてほしいという。「上位にいる選手たちは当然ですが実力者しかいない。そういう状況のなかでプレーができるのは彼女にとって大きなプラスとなるはずです。今後につなげてほしい」と五輪の先も見据えた。
すでに最終日のピンポジションは配布されているが「まだメモに書くだけです。いつも当日になってから二人で考えるので。前日から打ち合わせはないですね」とさらり。4年に1度の大舞台、さらにメダルが見えていても変わらないのがこのコンビの強さだ。
