それを前述したアドレス改善で克服。違和感も1日で修正してしまうのが、この若き日本のエースの強みだ。オフから取り組むフェードボールについても、「右からの風の時に、しっかりとケンカさせる(風にぶつける)ような球を打てている。前ほどの苦手意識はありません」と習得目前。ドロー一辺倒だったこれまでから、新たなバリエーションも加わりつつある。
週末に向けては「初日が終わった後は心配な部分もありましたが、きょう修正できたので、いいイメージはあります」と話す。懸案事項だったパットについても、「ショートもせず、外した時もオーバー目なのでいいと思う。アドレスも先週よりしっくりきて、迷いなく打てている」と自信を示した。惜敗の直後に訪れたチャンスを、しっかりとつかみとる。(文・間宮輝憲)

