OWGR(公式世界ゴルフランキング)は2月3日、LIVゴルフが2026年シーズンから世界ランキングポイントを獲得すると正式発表した。ただし各大会でトップ10に入った選手のみとなる。
「OWGR理事会は本日、LIVゴルフからの申請に関する決定をした。審議を重ねた結果、男子プロゴルフの変容する状況を反映させるため、2026年シーズンよりLIVゴルフ大会に世界ランキングポイントを付与することを決定した。ランキングポイントは、LIVゴルフの個人ストロークプレー大会において上位10位(タイを含む)の選手に付与する。これは、LIVゴルフがOWGRの基準を満たしていない点が複数の領域が存在することでの措置」
出場選手57名中ポイントを得るのは上位10位タイまでと制限が加えられた。PGAツアー、DPワールドツアーを代表とする他の24のツアーでは予選通過を果たした選手は全員がポイントを獲得する。
また獲得するポイントは「トップ選手を含むLIVゴルフの選手にも公平にランク付けする方法を確立することを目的とした」とし、現在満たしていない基準を出場資格基準などを含め複数の点で他のツアーと異なり、予選カットがないこと、出場選手の平均が57名でOWGRの規定である75名を下回ること、予選会は実施されたがそれが一部であり、多くの場合選手がスカウトされる形が多いことなどを指摘した。
獲得するポイントは、PGAツアーのレギュラー大会とは同等ではない。今季の14大会で大会勝者が得るポイントは23.03ptとなり、これはPGAツアーでメジャーなどの裏試合のポイントと同等で、PGAツアーのフォールシリーズの37よりも低い。ちなみにPGAツアーのシグネチャーイベントの優勝者は66pt、今週の「WMフェニックスオープン」は59ポイントと予想される。そのためLIVゴルフからメジャー大会の出場資格を得るには、相当勝ち続けることが必要となるかもしれない。
2022年から始まったLIVゴルフは23年に世界ランキングポイント獲得を申請したが、24年に申請を一度取り下げ、昨年7月に再申請を行っていた。
「この問題は非常に複雑で困難なものだった。この7カ月間、解決するために膨大な時間と労力を費やしていた。世界トップクラスの男子選手をランク付けする必要性は十分に認識していたが、同時に実力主義で運営されている他のツアーで戦う多くの選手にとって公平な方法にする必要があった」と現在OWGRの理事を務めるトレバー・イメルマン(南アフリカ)。また今後LIVゴルフが27年に向けてさらなる改革をすることを認識しており、「改革がされればポイント付与に変更が生じる可能性もある」と付け加えた。
ポイント付与は、26年シーズンからすぐに開始される。初戦のLIVゴルフ・アット・リヤド大会は2月4日からサウジアラビアで開幕する。(文・武川玲子=米国在住)
