B・デシャンボーが新リーグ『LIVゴルフ』の米開催大会参戦へ　P・リードも

米オレゴン州ポートランドのパンプキン・リッジで6月30日〜7月2日に開催される『LIVゴルフ・インビテーショナルシリーズ』の第2戦に、ブライソン・デシャンボーとパトリック・リード（ともに米国）が出場すると英テレグラフ紙が伝えた。その後デシャンボーの代理人、ブレッド・フォーコフ氏が明らかにした。

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28歳のデシャンボーは2020年「全米オープン」に勝利したメジャーチャンピオン。「ブライソンは常に“革新者”だ」とフォーコフ氏。「何かおもしろいことが始まることに参加する機会はとても興味をそそられる。プロゴルフは、われわれが目の当たりにしているよう、すごい速さで変わっている」と米メディアに応えた。

同週のPGAツアー、「ジョン・ディア・クラシック」（6月30〜7月3日）は米イリノイ州で開催。デシャンボーは17年の同大会でPGAツアー初優勝、以来メジャー1勝を含む通算8勝を挙げ、生涯獲得賞金は2633万5057ドル（約34億円）。昨今は複数のケガに悩まされ、4月には手首の手術を受けた。前週の「メモリアル・トーナメント」でツアー復帰を果たしたが、トータル9オーバーで予選落ち。今季は6戦に出場し、4月の「マスターズ」を含む4戦で予選落ちをしている。また2月には「世界のトッププレーヤーがいる限りPGAツアーで戦う」との声明も発表していた。

一方、18年「マスターズ」チャンピオンのリードはこれまでLIVゴルフ入りは噂されていなかったが、急激な環境の変化で決断したとみられる。31歳のリードはマスターズを含むPGAツアー通算9勝で、生涯獲得賞金は3698万6068ドル（約48億円）。今季は19試合に出場し、昨年10月の「バターフィールド・バミューダ選手権」の2位が最高位。

LIVゴルフは今週末にもデシャンボー、リードの参戦を正式に発表する予定だ。（文・武川玲子=米国在住）