PGAシニアツアー第5戦「スターツシニア」最終日が行われた。首位からスタートしたプラヤド・マークセン(タイ)は3バーディ・1ボギーの「70」とスコアを2つ伸ばし、2位に2打差のトータル13アンダーで大会連覇を達成。5月の「富邦仰徳シニア盃」に続き今季2勝目、ツアー通算10勝目を挙げた。
【連続写真】“タイの鉄人”マークセンのドライバースイング
“鉄人”の強さは衰えを知らない。2年連続シニアツアー賞金王のマークセンが、雨のなかでのプレーをものともせず盤石のゴルフを見せつけた。
前半1つスコアを伸ばしたものの、後半に入りパーを並べる展開。15番で2位の久保勝美がバーディを奪い1打差に迫られた。しかし「もし並ばれたとしても、気にはしていなかったと思います。18番でバーディを獲れる自信がありました」と意に介さず、自分のプレーを貫いた。
その18番・パー5は、きっちりと2オンしてバーディをゲット。追いすがる久保に2打差をつけ優勝を手にした。そしてこの勝利で、“指定席”ともいえる賞金ランクトップの座についた。「伊澤(利光)さんなど強い選手がたくさんいるので簡単ではないですけど、気持ちは賞金王を狙っています」と3年連続の偉業に向けて、走り続ける。