国内シニアメジャー競技「日本シニアオープン選手権」の最終日は、5年連続で雨となった。そんな中、単独首位でスタートした室田淳が、途中苦しみながらも通算9アンダーで逃げ切って2度目の大会優勝を挙げた。
この日室田は10アンダーからスタート。1、2番でボギー、バーディとあわただしい出だしとなった。その後も2ボギーを叩いてしまい前半2ストローク落とし通算8アンダー。2位の水巻善典に並ばれた。水巻に並ばれ迎えた10番。ここで室田は起死回生のイーグルを奪取。これで再びスタート時点の10アンダーに戻すとその後は1つボギーで凌ぎ、雨脚が強くなる中、耐え抜き通算9アンダーで今季2勝目を飾った。
目下シニア賞金ランキングトップを走っている室田は、この優勝で1600万円を獲得、2007年以来の3度目の賞金王の座をグッと引き寄せた。
試合後のインタビューでは、追われる立場になったかと聞かれると「どんどん来て!自信ついちゃった」王者として堂々と受けてたつと宣言した。