元祖日本一ドライバーが曲がらない男 井戸木鴻樹のドライバースイング【連続写真】
大阪府出身。10歳でゴルフを始め、中学時代に「日本ジュニア」で優勝。中学卒業後に研修生となり、1982年に20歳でプロテスト合格を果たした。
初優勝までは時間がかかったが、90年の「関西プロ」で勝利を挙げると、その後は安定した成績を残し、シード権をキープ。93年「NST新潟オープン」で、ツアー通算2勝目を挙げた。
11年に50歳を迎えてからはシニアツアーを主戦場とし、翌12年のシニアツアー最終戦「富士フィルムシニアチャンピオンシップ」でシニア初優勝。シニアツアー賞金ランキング2位に入り、翌年の海外メジャーの出場権を獲得して出場した13年の米国シニアメジャー「全米シニアプロゴルフ選手権」で、最終日に5打差を逆転。日本男子ゴルフ界初となる海外メジャーでの勝利を挙げた。
しかしその後は度重なる体の故障もあり、不本意なシーズンが続いた。方向性抜群で“曲がらない男”と呼ばれたショットは正確性を欠き、スコアがまとまらない。“メジャー覇者”の肩書も重くのしかかり、スランプに陥ってしまった。
