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体に優しいスイングは効率もいい 前腕を積極的に回せば飛んで曲がらない【鈴木亨のゴルフ道】

体に優しいスイングは効率もいい 前腕を積極的に回せば飛んで曲がらない【鈴木亨のゴルフ道】

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年7月6日 13時20分

前腕の具体的な動きは、バックスイングの始動では左前腕は内側に回し、右前腕は外側に回しながらクラブを上げる。フェースを開いて上げる感覚だ。そして、ダウンスイングからインパクト、フォローにかけては左前腕を外側に、右前腕を内側に回す。フェースを閉じる動きになるのが正しい動き。これは手首だけを回すのではなく、ヒジから先の前腕部を動かす。その際、左右のヒジは地面を指すように下に向けておけば、クラブはスイングプレーン上を動き、なおかつ長いインパクトを迎えられるというわけだ。

「ボクサーがパンチを繰り出すときは腕を内側に回していますよね。これは力が出やすい動きなんです」と効率よくパワーを出すために必要な動きが回旋だ。「アベレージゴルファーはこのヒジから先を動かすのがあまり上手ではないかもしれません。でも、動かせないわけではないんです。単に使い方を意識していないだけです」。片方の手でヒジを抑えて、前腕を回すことでその意識は高められる。スイング中もヒジから先を回す感覚を持つことが大切だ。

■ヒジを下に向けておけば自然とワキも締まる

また、ワキを締めるというのもゴルフスイングにおいてよく聞かれる言葉だが、スイング中、両ヒジが下を向いていれば、自然とワキも締まった状態になる。ヒジが浮いたいわゆるフライングエルボーを防げる。

特にバックスイングは右ヒジを下に向け、フォロースルーでは左ヒジを下に向けることで締まりのあるスイングになる。その分、力のロスもなくなり、ボールをしっかり叩けるので飛距離アップにもつながる。もちろん、体の回転でクラブを上げて下ろすのだが、そこに腕の正しい動きをミックスすることで、より効率的に体を動かせることを理解しておくだけでも、スイングの再現性が上がることは間違いない。

取材協力・季美の森ゴルフ倶楽部

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