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長い棒の素振りから始めて締めは左素振り 長くゴルフを楽しむための朝のルーティン【鈴木亨のゴルフ道】

長い棒の素振りから始めて締めは左素振り 長くゴルフを楽しむための朝のルーティン【鈴木亨のゴルフ道】

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年6月21日 14時10分

シニアプロは長年の経験から自分に合ったアップの仕方を見つけている。中には省エネを兼ねてボールを打たずにストレッチだけしてスタートする選手もいるほどだ。

■スタート前に左素振りをするのが鈴木流

当の鈴木は、どのようなウォーミングアップを行っているのだろうか。「自分の場合はストレッチをしっかりやった後に、長くて重い素振り用の器具を使ってスイングします。ゆっくりと振るんですけど、トップでは左肩がアゴの下にくるまで上体を捻転させる意識を持ちます」と長いバットのような素振り棒を使っている。

「ある程度長さと重さがあるので、それにつられるように振る感じ。筋肉を伸ばすイメージで振ることがポイントです」。遠心力もかかるためウォーミングアップには最適という。練習器具がなければクラブを2本持って振ってもいいが、長いほうが体全体を使おうとするとのこと。

素振りは練習前だけではない。「スタート前の練習が終わったときに、必ず行うのが左打ちの素振りです。おそらくアベレージゴルファーの人はあまりやっていないと思いますが、練習場でボールを打ち続けていると、体の右サイドだけ縮んだりするので、それを修正するためにも有効です。言ってみれば、これも一つのウォーミングアップだと考えましょう」。

この左打ちの素振りを行うだけでも、体の負担が軽減されることは言うまでもないだろう。ゴルフスイングは日常的にはない動きや使わない筋肉を動かすため、スタート前のウォーミングアップを欠かさないことがケガの防止にもつながり、長くゴルフを楽しめるというもの。昨年の春先以降、頚椎ヘルニアからくる右腕のダルさに悩まされた鈴木。だからこそ、アベレージゴルファーにもスタート前のウォーミングアップを大切にしてほしいと話す。

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