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“ベタ足スイング”でインパクトゾーンが長くなるので方向性がよくなる 体格のハンデをスイングで補った【シニア賞金王・篠崎紀夫のミチノリ】

“ベタ足スイング”でインパクトゾーンが長くなるので方向性がよくなる 体格のハンデをスイングで補った【シニア賞金王・篠崎紀夫のミチノリ】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2022年3月25日 15時30分

「ヒザの動きを利用してボールをクラブヘッドで低く長く押していくイメージです」。このとき、上体はできるだけ正面を向けたままにしておくという。

■インパクトで右足が上がらない“ベタ足”感覚のスイング

ヒザの送りを気にしながらクラブを振るうちに、いつの間にかインパクト時でも右足が上がらない、ベタ足になったという。「バックスイングでも左足のカカトを浮かせませんし、ダウンスイング以降に右足カカトを浮かせることもしません。本当はタイガー・ウッズのように、どちらのカカトも浮くぐらいフットワークを使いたいんですけどね(笑)」と本音を明かす。

それでもヒールアップしたときよりもベタ足で打ったときのほうが、ミート率が高い分思ったほど飛距離が落ちることはないという。

また、ヒザの送りによって下半身の粘りが生まれたことにより、ダウンスイングではクラブをインサイドから下ろし、スイングプレーンに沿って振り切れるようにもなった。「ダウンスイングで右ヒザが前に出ると、アウトサイドに振り抜いてしまうので、スイングプレーンから外れてしまいますからね」と、右ヒザが前に出る動きはNGになっている。

飛距離を求めるあまり体を大きく使いすぎると、その分ミート率も下がり、曲がる確率も高くなる。あくまでも方向性重視という自分のゴルフを一貫して守ってきたことが、篠崎がシニアツアーになっても結果を残せる理由だろう。

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