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稲見萌寧は“弱点克服”のためトレーニング三昧のオフ 女王奪還へ「まずは1勝を」【開幕戦注目選手】

3月2日から始まる「ダイキンオーキッドレディス」で新シーズンが開幕する国内女子ツアー。そこで今年の注目選手の意気込みやオフの様子を本人のコメントとともにお届けする。今回は女王奪還のシーズンに挑む稲見萌寧。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年2月15日 12時15分

稲見萌寧は充実のオフを過ごしている
稲見萌寧は充実のオフを過ごしている (撮影:Getty Images)

「1回1時間~1時間半はトレーニングをしていて、7日連続で行った時もありました。体重が減りやすいので、筋力でキープしていけば夏に体重も落ちづらくなると思う。そこを一番気にしながら取り組んでいます」。ツアー通算12勝。2020-21年シーズンには賞金女王の座にもついた稲見萌寧の言葉からは、このオフの充実ぶりが伝わってくる。

女王を戴冠した21年は、8月に東京五輪で銀メダルも獲得。一躍時の人になったことで昨年のオフは、思うように練習時間を確保できず完全燃焼の冬とはいかなかった。そんななか迎えたシーズンは、6月の「リシャール・ミル ヨネックスレディス」でようやく初勝利。開幕から3カ月後のことだった。

8月の「ニトリレディス」では連覇を達成したが、シーズン途中にはショット面の調整に苦しむ様子も見せ、それ以降、勝ち星を手にすることはできなかった。「序盤は優勝できるか心配もありましたが、メルセデス・ランキング3位でシーズンを終えられたのはよかった」。自身に及第点は与えたものの、こだわっているパーオン率も山下美夢有に1位を譲ることになるなど、取り戻したいものも多いはず。今年は順調に開幕までの準備を進められている様子だ。

新たなシーズンでも女王候補のひとりであることに変わりはない。開幕戦は3度目の出場で、21年は7位、昨年は10位といずれも上位フィニッシュを果たしている。沖縄特有の風やコーライ芝の感覚は要調整となるが、「難しくもあり楽しい」と稲見にとってはやりがいに感じられる部分でもある。「沖縄はすごく好きで、食事の面も楽しみにしています。今シーズンも、まずは1勝を目標にして、そこから複数回優勝できたらいいなと思います」。捲土重来の23年となるか?

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