<アクサレディス宮崎 事前情報◇26日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇6539ヤード・パー72>
初めてディフェンディング大会を迎える工藤遥加に、もうひとつ、ある肩書きが加わった。選手と日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の橋渡し役を担う“プレーヤーズ委員長”だ。「みんなの力になれれば。それだけは思っています」。昨年初優勝したばかりで、異例の抜擢となった。
2020~22年および昨年の委員長を務めた青木瀬令奈から、昨シーズン終盤に、『プレーヤーズ“委員”にならないか』と声をかけられた。「誰でもやらないといけない。長くJLPGAにお世話になっているので、できることがあるなら」と引き受けた。そして今年2月、委員による投票で、まさかの委員長に就任。「ありがたいことに満場一致で(笑)」と大役を託された。
開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」では、選手に向けて所信を表明。「若い選手もいるので、怖いと思われないようにフランクな感じであいさつしました(笑)」。そして、「けっこう大変なんですよ」と笑う。選手からもらった意見を協会に伝えたり、委員会で共有したり、自身で対応できそうなことは自ら調べて選手にインフォメーションを流したり…と“仕事”は多い。「けっこう真面目なので、しっかりやらないとと思っちゃう」と責任も感じている。
2011年のプロテスト合格から4991日目での初優勝は、ツアー史上2番目の遅さだった。今年で16年目になる。「お世話になった方やスポンサーさんの大切さも分かるし、選手の意見もある程度理解できる。中立的な立場で少しでもみんなの力になりたい」。経験を生かして腕を振るう。
昨年大会は最終日、5バーディ・ボギーなしの「67」で回り、逆転優勝を飾った。初めてシード選手として迎える今季は、開幕から3試合連続で予選落ち。「オフに取り組んだことがよくなかった。違和感があるまま来てしまいました」とスイングづくりとパターに苦しむ。「とりあえずアンダーで回りたい」。思い出の宮崎の地で、浮上のきっかけをつかみたい。(文・笠井あかり)
