<EARTH MONDAMIN CUP 2日目◇26日◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6699ヤード・パー72>
昨季初優勝を飾った稲垣那奈子が「70」のラウンドでトータル4アンダーとスコアを伸ばし、首位と1打差の暫定2位タイに浮上した。今季は開幕から調子が上がらなかったが、スタート前の練習を少し変えたことでアイアンショットが復調。ホールアウト時点では首位と1打差とツアー2勝目を視界にとらえた。
「終始、突風が吹いているみたいでした」と振り返る強風のなか、稲垣は5つのバーディを奪う快調なプレーを見せた。風を攻略できた要因はアイアンショット。ディフェンディングチャンピオンだった先月末の「リゾートトラストレディス」では「ナイスショットが1試合に1~2回しかない」と開幕からのショットの不調を嘆いていたが、今週は「3回に1回ぐらいはいいショットが出るので楽しいです」と一変した。
変えたのはスイングではなく、スタート前の練習の始め方。「今まではウェッジでポンポンと適当に打って、9Iで左の片手打ちから練習を始めていたんですけど、今週はその間にウエッジで50ヤードぐらい、スリークオーターを入れるようにしました。ウエッジで落ち着いたリズムで打ってから番手を上げていく感じです」。コースでも同じように抑えめのテンポで打っているという。
パッティングも先週からイメージを変えた。「振り幅をある程度決めて、それを基準にするようにしました。感覚だけだと、それがズレたときにすごいズレになることがあるので」。一番の基準は5歩の振り幅、そこから6歩、7歩と順に10歩まで振り幅でイメージを作っていく。1歩分の振り幅の差は1センチあるかないか。「そんなの分かるわけないと思っていたんですけど、やってみたら自分には合っていたのかもしれません。あまり言うと明日からできなくなりそうで嫌なんですけど(笑)」。
中継はなかなか見られないが、サッカーW杯での日本代表の活躍はニュースでチェックしている。「4年に1回見るだけのにわかですけど、久保(建英)さんが好きです。小さいころにスペイン語ペラペラで話している動画がかわいくて。怪我で久保さんが出ていないのは残念ですけど、私もブルーを着ようかなって思いますよね。意識したわけじゃないけど、3日目のウェアはブルーです」。決勝トーナメント進出を決めたサッカー日本代表のサムライブルーにあやかって、久々の優勝争いを目指す。(文・田中宏治)
