<明治安田レディス 初日◇16日◇仙台クラシックゴルフ倶楽部(宮城県)◇ 6692ヤード・パー72>
プロ2年目の福田萌維(めい)がその名の通り、“May”から調子を上げている。5月の「リゾートトラストレディス」で自身初のトップ10入りを果たすと、その後の4試合はすべて予選を通過し、5位、9位も記録。この日は自己ベストの「66」で滑り出し、首位と1打差の2位と好発進を決めた。
「波がない状態が続いています。だから守らなくていい、攻めのゴルフができています」
QTランク54位で迎えた今季序盤は、レギュラーと下部ツアーを行ったり来たり。「ルートインカップ 上田丸子グランヴィリオレディース」で下部初優勝を飾ると、第1回リランキングを22位で突破。「ここまでできるとは思っていなかった」と、順風満帆に夏を迎えようとしている。
見直したのは技術面ではなく、身体面だ。毎週続く連戦、移動してすぐの練習ラウンド。「タフ」なレギュラーを戦い抜くため、食事に気を配るようになった。「1日5食。消化が良くて、すぐにお腹が空くタイプ。食べることにはストレスがないです」。
朝4時には牛丼屋に駆け込んで朝定食をペロリ。ラウンド中には最近のお気に入りという干し芋味のようかん、プロテインバー、ゼリーで補給。ホールアウト後にはしっかり昼食も取る。帰りは気分によって寄り道をし、「お腹に溜まるものがいい。ジャンクフードも全然食べちゃいます」と、ハンバーガーを“買い食い”することもあるという。
「最後まで集中力を保つようなゴルフは出来るけど、身体ができていなかった。最近はいい意味で、ラクなゴルフができています」。十分なエネルギーを摂取することで、成績も自然と上がってきた。
今年からクラブ契約をフリーに変更。新たな“挑戦”に踏み出した。「自分のスイングで、自分らしいプレーができるようにしたくて、いろんなクラブを試したいと思い始めたのがきっかけです」。ギアを見てもらっている先生とともに、オフにテストを重ねた。
現在のセッティングは、ほとんどがタイトリスト。ドライバーは最新モデル『GTS2』、アイアンは『T250』と『T150』のコンボを使用する。「“はじき感”が好きでした。もともと、中学校までタイトリストを使っていたので、ジュニアの頃のセッティングに戻った感じです。小さい時のが一番純粋なのかも」。グラファイトデザイン『Tour AD UB-6S』のドライバーシャフトは、当時使っていたものと「全く一緒」だという。
メルセデス・ランキングは51位につけ、シード獲得が視界に入ってきた。「いい流れできているので、早めに来年のシードを確定させたい。余裕をもって後半戦に入って、優勝できるくらいの位置にいきたいと計画しています。計画を立てないとサボるタイプなので」。
18歳の高校生ルーキーとしてプロ入りしたが、先月18日にハタチの誕生日を迎えた。「数字が変わっただけで、何も変わっていない…。お酒を飲みたいですね、祝勝会で」。とびきりの一杯を味わう日を思い描きながら、着実に歩みを進めている。(文・笠井あかり)
