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岩井ツインズが地元で躍動 優勝・千怜、2位・明愛の“観客あおり”【2024年“この1シーン”】

2024年の全37試合を振り返り、大会ごとに印象に残った“1シーン”を紹介する。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年12月29日 12時30分

岩井千怜が地元ギャラリーの大歓声を引き出した
岩井千怜が地元ギャラリーの大歓声を引き出した (撮影:佐々木啓)

白熱のシーズンが終わった国内女子ツアー。その今季全37試合を振り返り、大会ごとに印象に残った“1シーン”を紹介する。

【写真】こちらはお姉さんの“観客あおり”

■樋口久子 三菱電機レディス(10月25~27日、埼玉・武蔵丘ゴルフコース、優勝:岩井千怜)

岩井ツインズが地元で躍動した。岩井千怜がトーナメントレコードとなるトータル16アンダーで優勝。姉の明愛は2打差のトータル14アンダー・2位タイと、埼玉が誇る最強姉妹が最後まで大会を盛り上げた。

千怜は1打リードで最終日をスタート。1番パー5でバーディ発進し、前半を3バーディ・1ボギーで折り返す。特に重要だったと語るのが、8番パー3でのパーセーブ。左ラフに外れたティショットから58度ウェッジでロブショットを放ち、2メートルのパーパットを沈めた。「大事な場面で『よしっ』と思えるセーブができた」と冷静さが光った。

後半も安定したゴルフを続けたが、姉・明愛が上がり3ホールで3連続バーディを奪い、猛追してきた。「明愛の追い上げは終盤まで知らなかったけど、お互いに地元愛や頑張ろうという気持ちは通じていると思います」と振り返る。

最終18番パー5でのウイニングパットは4.5メートル。これを沈めた岩井は両手をあげて観客を“あおる”ポーズを披露した。実はこのポーズ、明愛が同じホールで直ドラを成功させた際にも見せていたもの。以心伝心のファンサービスに「そこまで一緒になるとは思ってなかった」と笑顔を見せた。

岩井姉妹はその後、12月初旬の米国女子ツアー最終予選会(Qシリーズ)に挑戦し、見事に来季の出場権を獲得した。来年は世界中のファンを熱狂させる。

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