<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 初日◇25日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6600ヤード・パー72>
今、最も安定している選手と言えるかもしれない。今季1勝の吉澤柚月は、「ショットも比較的、打ちたいところに打てたし、パットも入ってくれたのでピンチもなく終えることができた」と、ボギーフリーの一日を振り返る。奪ったバーディは5つ。首位と1打差の2位タイにつけた。
前半だけで3つ伸ばすと、後半も15番パー3で5メートル、16番パー4では1メートルとピンに絡めるショットを連発。フェアウェイキープ率は92.9%(13/14)、パーオン率も88.9%(16/18)と高水準の数値を並べた。
ただ、本人のなかには一抹の不安もあるという。「ちょっとずれている部分があるので、なんとか。アドレスでしっくり来ていない部分があって、それがドライバーに出ていますね」。そんな心配事などみじんも感じさせないが、さらなる安定へ微調整を続ける。
8月の「北海道meijiカップ」でツアー初優勝を挙げ、2週前の「ソニー 日本女子プロ選手権」では、プレーオフで山下美夢有に敗れたものの、堂々の2位。先週の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」でも3位という結果を残している。
今週も12フィート超の高速グリーンを相手に、距離感に注意しスコアメイクしている。「グリーンの速い、遅いは、自分で(距離感の)基準を変えていく。(クラブを替えて対策するのは)ショートパットの感覚が変わってしまいそうで、あまり好きではないんです」。練習も「もういいと思ったらやめます」とメリハリをつけている。
来週は「日本女子オープン」(10月1~4日、宝塚GC旧C/兵庫県)が控える。選手権であと一歩届かなかった“日本タイトル”に再び挑戦。その意識については「ある」と言うが、「今週は今週、来週は来週。調子がこれ以上、悪くならないよう、今週の自分と向き合いたい」と、まずはこの3日間に集中していく。(文・間宮輝憲)
