今季2勝を挙げた河本結が、今年のツアー優勝者や表彰対象者が集う16日開催の「JLPGAアワード」に出席。「女性らしさ」を前面に打ち出したピンク色のドレスで、晴れの舞台を彩った。
これまでも、アワードではディズニー映画「アナと雪の女王」のエルサ、大人気漫画「ワンピース」に登場するゾロをモチーフにしたドレス姿を披露してきたが、今年は「海外のプリンセス」をテーマに設定。「王室をイメ―ジしました。髪も一方巻きにして」と、大人の魅力を演出した。首元、手元にはキラキラと輝く装飾品。まさにゴージャスな出で立ちだ。
今季はかねて目標にしていた年間複数回優勝を達成し、栄誉ある舞台に戻ってきた。「うれしく思います」というが、「年間女王になれなかった悔しさが大きいですね」というのも本音。それでも「充実のシーズンでした」と、アクセサリーにも負けないほど目を輝かせた。
今年は8月「北海道 meijiカップ」で通算3勝目を挙げると、10月には「スタンレーレディスホンダ」を制し、女王レースにも加わった。最終的にはメルセデス・ランキング3位に終わったが、「年間女王になることをイメージしている」という目標に向きあってきた1年でもあった。
ちなみに、アワードで何を着るかについては、「私は優勝した時から考えているタイプです」と明かす。悲願の年間女王戴冠を果たした時の構想については、「ティアラなんかつけたりして!」と話し、明るく笑った。「それに比べると、きょうはちょっと控えめですね」とまたしてもニコリ。だが、「一年間の集大成」に位置付ける華やかな舞台で、“女王級”の存在感を発揮したのは間違いない。(文・間宮輝憲)
