姉の影響でゴルフを始めた…という話はよく聞くが、吉川桃の場合は、3歳下のくるみさんが先にクラブを握り、"羨ましさ"から自身もゴルフを始めた。
「両親も祖父もゴルフをやらない家庭でしたが、妹がゴルフを始めて両親が一緒に行動することに。家で一人で勉強しているときに"寂しいなぁ"って思って、私もついていって妹のクラブで打つようになりました」
妹の影響でスタートしたゴルフキャリアだが、もともと運動好きですぐに楽しさを覚えた。小学6年生、クラブを握って2か月にして、プロゴルファーになろうと決めた。「両親には"将来、何をしたいの？"って聞かれていたので、ゴルファーになろう、って。才能も全然ないし、まだスコアは120、130とか。でも楽しかったので」。
そこからは、実家近くの烏山城カントリークラブや、近郊のジュニアスクールで基礎を学んだ。そして中学2年から、トーナメント出場経験を持ち、栃木県内でジュニアゴルフアカデミーを主宰する大野良徳氏に師事。コースマネジメントを学びながら、実力をつけていった。高校は通信制の日出高等高校へ。プロツアー出場は少なかったが、栃木県内の大会では優勝を重ねた。そして今季、高卒でプロテスト一発合格。黄金世代のひとりとして、同世代の注目株・勝みなみ、新垣比菜、吉本ひかるらとともに、プロとしてのスタートラインに立つことができた。
「1次でも2次でも我慢して我慢して戦っていたら通過できた。最終プロテストも焦らずいけば大丈夫だと思っていた」と自信を持って臨んだが、実際に合格を手にすると…「ずっと背中が寒かった（笑）。ゾクゾクして。嬉しいぁ、ゴルフを辞めないで良かったぁ、って」。
辞めようと思ったことは何度もあった。それは比較される妹の存在が大きかったという。現に"妹のほうが全然上手い"と吉川も言い切る。
「ティーチングプロに指導を受けていても、妹はいつも"君はそのままでいいよ"って言われていましたが、私は"お姉ちゃんはもっとこうしたほうがいいよ"と指導が多くて…悔しい気持ちもありました」
絶対に負けたくない人はいる？と聞くと同世代の選手ではなく「妹ですかね。向こうは意識していないと思いますけど（笑）」と即答。「妹のスイングはすごく綺麗。日本一だと思っている。今度見てください」という言葉は、ライバルとしての敬意と、姉としての愛情からくる本心だろう。
とはいえ、ひと足先にプロテスト合格者として、ツアーの舞台に参戦する立場に。目指すスタイルは、メリハリのあるシンプルなプレー。「つねにピンを狙って攻めるタイプではなく、"このホールは攻める、このホールは守る"というスタイルを理想としています。長いホールではきっちりグリーンセンターから狙いを決めて、チャンスを待つ。ショートアイアンが得意なので、ピッチングで打てる場面ではしっかりとピンを狙って、バーディを奪っていきたい。たまに欲が出てしまうのが課題ですけどね（笑）」。
将来は国内ツアーで賞金女王を争えるゴルファーが目標だが、「いつかは絶対アメリカでプレーしてみたい」と海外への憧れも強い。海外選手のプレーをチェックするのが日課で、PGAのトッププロの動画を見るのがライフワークとなっているとか…。
「YouTubeをいつも見てます（笑）。海外の男子ツアーは好きです。パワーの違いはもちろんありますが、スイングイメージ、リズム、あとパッティングストロークとかつぶさに見ます。例えば、マキロイのハイライトを18ホール見て、その時々に考えていることを、表情を見て想像してみる。ジェイソン・デイなど現在トップで活躍する選手も好きですが、一番はタイガー・ウッズ。映像を見ると、一人だけ違う世界にいる雰囲気が伝わってきて…ゴルフをやりたいなぁ…もっと練習しよう！と思えるんです」
ちなみに、同世代の子とPGAツアーの選手のスイングの話をするの？と聞くと…「たぶん合わないと思うから、この話はしないですね（笑）」。
吉川桃 プロフィール
●所属／フリー
●出身地／栃木県那珂川町
●出身校／日出高等高校（東京都）
●生年月日／1998年5月20日
●身長／156cm
●体重／60kg
●血液型／A型
●ゴルフ歴／11歳〜
●得意クラブ／9番アイアン
●1W平均飛距離／230ヤード
●プロテスト受験回数／1回目
●趣味／映画鑑賞
●特技／食べること
●好きな色／紺、青
●目標とするプロゴルファー／タイガー・ウッズ
●ファンへのメッセージ／
新人でまだまだツアーにも出たことがないので、ファンサービスも勉強中で、声をかけて頂いたのにスルーしてしまったりしていたらすみません。。ですが、応援していただけたらすごく嬉しいので、プロとして自覚を持って頑張ります！
●地元自慢してください！／
那珂川町小砂地区は、2013年『日本で最も美しい村』連合に加盟しました。また2016年には那珂川町出身のプロ野球選手が2人誕生したんです！
「両親も祖父もゴルフをやらない家庭でしたが、妹がゴルフを始めて両親が一緒に行動することに。家で一人で勉強しているときに"寂しいなぁ"って思って、私もついていって妹のクラブで打つようになりました」
妹の影響でスタートしたゴルフキャリアだが、もともと運動好きですぐに楽しさを覚えた。小学6年生、クラブを握って2か月にして、プロゴルファーになろうと決めた。「両親には"将来、何をしたいの？"って聞かれていたので、ゴルファーになろう、って。才能も全然ないし、まだスコアは120、130とか。でも楽しかったので」。
そこからは、実家近くの烏山城カントリークラブや、近郊のジュニアスクールで基礎を学んだ。そして中学2年から、トーナメント出場経験を持ち、栃木県内でジュニアゴルフアカデミーを主宰する大野良徳氏に師事。コースマネジメントを学びながら、実力をつけていった。高校は通信制の日出高等高校へ。プロツアー出場は少なかったが、栃木県内の大会では優勝を重ねた。そして今季、高卒でプロテスト一発合格。黄金世代のひとりとして、同世代の注目株・勝みなみ、新垣比菜、吉本ひかるらとともに、プロとしてのスタートラインに立つことができた。
「1次でも2次でも我慢して我慢して戦っていたら通過できた。最終プロテストも焦らずいけば大丈夫だと思っていた」と自信を持って臨んだが、実際に合格を手にすると…「ずっと背中が寒かった（笑）。ゾクゾクして。嬉しいぁ、ゴルフを辞めないで良かったぁ、って」。
辞めようと思ったことは何度もあった。それは比較される妹の存在が大きかったという。現に"妹のほうが全然上手い"と吉川も言い切る。
「ティーチングプロに指導を受けていても、妹はいつも"君はそのままでいいよ"って言われていましたが、私は"お姉ちゃんはもっとこうしたほうがいいよ"と指導が多くて…悔しい気持ちもありました」
絶対に負けたくない人はいる？と聞くと同世代の選手ではなく「妹ですかね。向こうは意識していないと思いますけど（笑）」と即答。「妹のスイングはすごく綺麗。日本一だと思っている。今度見てください」という言葉は、ライバルとしての敬意と、姉としての愛情からくる本心だろう。
とはいえ、ひと足先にプロテスト合格者として、ツアーの舞台に参戦する立場に。目指すスタイルは、メリハリのあるシンプルなプレー。「つねにピンを狙って攻めるタイプではなく、"このホールは攻める、このホールは守る"というスタイルを理想としています。長いホールではきっちりグリーンセンターから狙いを決めて、チャンスを待つ。ショートアイアンが得意なので、ピッチングで打てる場面ではしっかりとピンを狙って、バーディを奪っていきたい。たまに欲が出てしまうのが課題ですけどね（笑）」。
将来は国内ツアーで賞金女王を争えるゴルファーが目標だが、「いつかは絶対アメリカでプレーしてみたい」と海外への憧れも強い。海外選手のプレーをチェックするのが日課で、PGAのトッププロの動画を見るのがライフワークとなっているとか…。
「YouTubeをいつも見てます（笑）。海外の男子ツアーは好きです。パワーの違いはもちろんありますが、スイングイメージ、リズム、あとパッティングストロークとかつぶさに見ます。例えば、マキロイのハイライトを18ホール見て、その時々に考えていることを、表情を見て想像してみる。ジェイソン・デイなど現在トップで活躍する選手も好きですが、一番はタイガー・ウッズ。映像を見ると、一人だけ違う世界にいる雰囲気が伝わってきて…ゴルフをやりたいなぁ…もっと練習しよう！と思えるんです」
ちなみに、同世代の子とPGAツアーの選手のスイングの話をするの？と聞くと…「たぶん合わないと思うから、この話はしないですね（笑）」。
吉川桃 プロフィール
●所属／フリー
●出身地／栃木県那珂川町
●出身校／日出高等高校（東京都）
●生年月日／1998年5月20日
●身長／156cm
●体重／60kg
●血液型／A型
●ゴルフ歴／11歳〜
●得意クラブ／9番アイアン
●1W平均飛距離／230ヤード
●プロテスト受験回数／1回目
●趣味／映画鑑賞
●特技／食べること
●好きな色／紺、青
●目標とするプロゴルファー／タイガー・ウッズ
●ファンへのメッセージ／
新人でまだまだツアーにも出たことがないので、ファンサービスも勉強中で、声をかけて頂いたのにスルーしてしまったりしていたらすみません。。ですが、応援していただけたらすごく嬉しいので、プロとして自覚を持って頑張ります！
●地元自慢してください！／
那珂川町小砂地区は、2013年『日本で最も美しい村』連合に加盟しました。また2016年には那珂川町出身のプロ野球選手が2人誕生したんです！
