<富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 2日目◇11日◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6580ヤード・パー72>
プロ2年目の吉田鈴は「今までで一番優勝に近い」という位置で2日目を終えた。首位と1打差のトータル7アンダー・2位タイ。最終日は初優勝を意識する一日になる。
たくましさが増したことを感じさせるラウンドになった。2番で最初にボギーが来たが、その後、覚悟を決めた。「大事な時に打ってしまう選手になりそうなボギーだった。左右を怖がったり、ショートパットも外して体がこわばってると思って、いい意味で適当にリズムよく打つことを心がけました」。すると3番は奥からの2メートルを決めてバウンスバック。さらに4番も4メートルのバーディパットをねじ込んだ。
運も味方した。7番では15メートルを決めてスコアを伸ばした。さらに15番パー4では、奥から27ヤードの3打目のアプローチを直接決めるチップインバーディも。「半分くらいのところに落として。アップヒルなのでやわらかい球でいければと思った。少し強かったけど入ってくれました」。58度のウェッジを握る手にグッと力が入るようなビッグプレーだった。
ルーキーイヤーだった昨年はトップ10に3度入っているが、トップ5はゼロ。ここまで予選を通過した試合で最終日前の最高順位は、昨年の「ニチレイレディス」の5位(最終成績は31位)だったが、これを更新した。同順位に4人が並んだことで、スコアを提出した順番によりプロ初の最終日最終組こそ逃したが、その1組前から逆転を狙う好位置につけている。
ここまでは「ミスがオッケーな範囲でおさまっているし、大きなミスは今まで1本も出てない」という手応えも得ている。オフに固めたスイングも、その効果があらわれはじめていることも実感。残り18ホールはケアレスミスを防ぐことが大事になる。
姉の優利は国内ツアー通算4勝。ここで妹も優勝すれば、福嶋晃子と浩子、堀奈津佳と琴音、岩井明愛と千怜に続く史上4組目の姉妹優勝となる。緊張のなか迎える最終日だが、「姉はよく知っているから、これからでも聞きたい」と助言を求めることも考えている。
「優勝できないという要素はない。1メートルを外したりとかをなくせば、トップ5、優勝争いもできる」。悲願へ向け、集中を研ぎ澄ます。(文・間宮輝憲)
