<NEC軽井沢72ゴルフ 事前情報◇13日◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6590ヤード・パー72>
大会初日の14日(金)は、37歳の誕生日となる金田久美子が、国内男子ツアー通算2勝の41歳・塚田よおすけと、2018年の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」などを含む「3度目」のタッグを組み、今大会に挑む。
プライベートでも親交のある2人。今回のタッグ再結成は、今年2月にPGMゴルフリゾート沖縄で開催された「PGM×ACCORDIA チャリティゴルフ 2026」のペアマッチの際に行われた食事会で決まったという。
練習日、プロアマの段階から塚田の攻め方や考え方など、さまざまな部分から得るものがあった。「終わってから(自分の)マネジメントが違っていたなって思うこともあったので、それをなるべく少なくしてもらえる方だと思う」。経験豊富な塚田がキャディを務めることは、大きな心強さにつながる。
プロアマは強い雨が降り、「打つのに必死」という状況だった。それでも塚田がグリーン上段のラインなど細かな部分まで確認する姿を見て、「見る観点がプロ」と話す。「私も気になるタイプなので」と、プロ同士だからこそ気になるポイントが似ており、必要な情報がすんなり入ってくることも強みになっている。
プロ同士ということに加え、プライベートでも仲がいいからこそ、「いつもみたいにくだらない話をしたり、リラックスさせてもらえればなと思います」と笑顔。塚田は「楽しく3日間できればいいなと思います。盛り上げたいです」と話していた。プレー面だけでなく、精神面でも頼れる“相棒”だ。
そして、37歳を迎える金田の抱負。それは「年齢にあらがっていきたい」。2008年に19歳でプロ転向。今年でプロ18年目を迎えた。長くツアーの第一線で戦い、年齢を重ねた今だからこそ感じることがある。
「年齢なんて関係ない、とか言われるんですけど、私もそう思っていて。例えば5、6年前よりも距離が伸びていたりとか、体のことを考えて過ごせたりとか。前だったら無理して練習して次の日に疲れちゃったり、そういうのも割と歳を重ねて色んなことがわかってきたつもりです」
プロ生活で培ってきた経験を生かしながら、年齢を言い訳にすることなく、むしろ今だからこそできるゴルフを追求している姿があった。
金田はプロ入り当時から、派手でおしゃれなファッションやネイルが特徴的で、“元祖ギャルファー”としても知られている。37歳を迎える今もその存在感は健在。女子プロやファンから「きれい」「かわいい」と注目を集める。長く美しくいる秘訣を聞くと「いやいや」と謙遜するが、「トマトを食べたり、毎日パックをして、美顔器をしたり」と教えてくれた。食生活やスキンケアなど、日々の小さな積み重ねが、変わらぬ美しさを支えている。
前戦の「北海道 meiji カップ」では、首位発進から3位タイで迎えた最終日に「81」と崩れ、44位タイと悔しい結果で終えた。「今年はたまにボギーが止まらないみたいなことがたまにあるんですけど、それがなんか波に乗っちゃって。大体ボギー、ボギーときたら、けっこう取り戻せていたんですけど、全然修正がきかなくて、そこはすごく悔しかったです」。
悪い流れを止められず、苦しい結果となった。それでも「いいゴルフができるようになってきたので、それはプラスに捉えて」と気持ちを切り替え、前を向いている。今回は気心の知れた心強い“相棒”と前戦の悔しさを晴らすとともに、37歳の新たなシーズンを力強く歩み始める。(文・高木彩音)
