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パター巧者・森田遥の重グリーン攻略法は「逆に普通に打つ」

パター巧者・森田遥の重グリーン攻略法は「逆に普通に打つ」

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2018年6月9日 07時00分

パット巧者・森田遥の心得 重グリーンへの対処法とは?
パット巧者・森田遥の心得 重グリーンへの対処法とは? (撮影:佐々木啓)
宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 2日目◇8日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(6,525ヤード・パー72)>

開幕前日に続き、大会2日目も雨模様となった「宮里藍 サントリーレディス」。グリーンは水分を含み、ボールが止まりやすくなったことで、バーディ合戦が例年以上に加速。初日にジョン・ジェウン(韓国)が「65」を出せば、2日目には比嘉真美子アン・ソンジュ(韓国)が「63」を記録。ビッグスコアが連発している。

【LIVE写真】宮里藍 サントリーレディスの模様を現地から生配信

2日目を終えて首位に立った森田遥も「64」で急浮上。2番で最初のバーディを奪うと、4番からは圧巻の6連続バーディで自己ベストとなるハーフ「29」をマーク。後半は伸ばしあぐねたが、1つスコアを伸ばして、2位以下に2打差をつけた。

ピンを攻められるようになっても、バーディパットを決められなければ意味がない。重いグリーンに苦しむ選手も多かった。だが2017年平均パット数(1ラウンド当たり)1位・パター巧者である森田は見事攻略。理由を聞くと…。

「グリーンが重いからといって“しっかり打たないといけない”と思うとダメ。パンチが入ったり、打つことで精一杯になってしまう。逆に普通に打つんです」

逆に普通に打つ、という言葉をそのまま受け取れば、“振り幅を変えずに打てば届かないのでは?”と思ってしまう。だが真意は、“ストロークやリズムを見失わない”ほうが大事ということ。届かせようと思い過ぎると…、インパクトで手首を返したり、グリップ圧を強めたり、テークバックとフォロースルーのリズムが崩れたり…、いわゆる“パンチ”が入ってミスが生まれる。だからこそ、普通=いつも通りのリズムを心がけるほうが安定したパットが打てる。もちろん考え方は選手それぞれだが、この日の24パットを見れば、うなずくしかない。

3日目以降について「まだ半分しか終わってないので、明日からも自分のリズムでプレーして、できるだけミスを減らすようにしたい」と話した森田。首位に立っても、状況に惑わされず“普通が大事”ということか。(文・秋田義和)

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