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蛭田みな美、怒りのバーディラッシュ 好発進呼び込んだ「マイナス1ヤード」

蛭田みな美が出だしの3パットで「イラッ」。怒りのバーディラッシュで好スタートを切った。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年8月19日 08時00分

3パットで火がついた。蛭田みな美が怒りのバーディラッシュで好発進
3パットで火がついた。蛭田みな美が怒りのバーディラッシュで好発進 (撮影:上山敬太)

<CAT Ladies 初日◇18日◇大箱根カントリークラブ(神奈川県)◇6638ヤード・パー72>

7バーディ・1ボギーの「66」でプレーした蛭田みな美が首位と3打差の3位タイと上々の滑り出しを決めた。好調ラウンドのきっかけとなったのは出だしの1番パー5。

蛭田みな美がシックなドレスにお着替え【写真】

このホールを距離感のミスからボギーとしてしまった蛭田だが、これがその後の7バーディを決めるキッカケを与えてくれたという。「ボギースタートだったんですが、そこからちょっと怒ったのが良かったのかなと思います」と、怒りの感情をコントロールし、見事にバーディラッシュの原動力に変えてみせた。

ボギーの状況は、「3打目が左のラフに行っちゃって、アプローチが止まらなくて、6メートルを3パットしちゃいました」とパッティングの距離感が合わず3パットしたもの。だが、このミスこそ「3パットしたときが最もイラッときます」という蛭田の気持ちに火をつける形となった。

「下りだったんですけど、緩やかだったから普通に打ったんですよ。でもこのコースは普通に打ったらダメだと思い、反省を踏まえてイライラしました」と言うように、パッティングの距離感を調整するきっかけとなったのだ。

パターの距離をヤードで計っている蛭田は、「ちょっと1ヤード少な目に意識して打つようにしたら、入ってきました」と、いつもの距離感より、マイナス1ヤードのタッチを心がけたことが奏功した。

前半3つのバーディで盛り返すと、圧巻だったのが14番パー4。この日最長となる、下りの10メートルのバーディパットを読み切り見事にねじ込んだ。その後も快調なプレーを続け、後半4バーディ。1つのミスから修正ポイントを見つけ、アジャストする能力は確実に身についている。

今シーズン、ここまでの戦いを振り返った蛭田は「今までで一番いいシーズンなので自信になっていると思います」と自身の成長をためらいなく話す。ツアー初優勝の頂へ挑む蛭田に、大箱根の女神は微笑むだろうか。

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