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【小川淳子の女子ツアーリポート “光と影”】日本人が実力をつけるには…米国との差で考えること

【小川淳子の女子ツアーリポート “光と影”】日本人が実力をつけるには…米国との差で考えること

配信日時:2018年4月3日 16時42分

米国未勝利だが、最高峰の舞台で踏ん張りつづける上原彩子
米国未勝利だが、最高峰の舞台で踏ん張りつづける上原彩子 (撮影:岩本芳弘)
3人プレーオフの決着がついたのは8ホール目。激戦となった米国女子メジャー初戦「ANAインスピレーション」。途中、1人脱落したものの、インビー・パーク(韓国)とパーニラ・リンドベルグ(スウェーデン)の戦いは日没サスペンデッドとなり、翌日に持ち越された。結果はリンドベルグのメジャー初優勝だ。

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日本人選手の中で明暗がはっきりとわかれたのが、優勝争いに顔を出した上原彩子(結果は8位)と、予選こそ通過したものの最下位(76位タイ)に終わった鈴木愛だった。

今年35歳を迎える上原は、日本ツアーを経験したうえで米ツアーに参戦。年下の宮里藍の引退や、上田桃子の米国撤退などを横目に、踏ん張り続けている選手だ。米国未勝利だが、確実に戦い続けた結果、今年のこの大会ではもう一歩でメジャータイトルに手が届くところまでいった。

一方の鈴木は、昨年、23歳の若さで日本ツアーの賞金女王となり、今年もすでに1勝と旬の選手と言っていい。だが、メジャーの舞台では遠く力及ばず、惨敗。打ちのめされたその鈴木の言葉が、日米のフィールドの違いそのものだ。

「(今季は)調子よかったことが本当になかった。何となくうまくいっていたんです。やっぱりこの難しいセッティングにきて、自分の実力を実感したと言うか、ごまかしが利かなかった」と、告白しているのだ。

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