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【アジア・太平洋アマ 取材記】 誇るべき日本女子の「準備の質」と「礼」

【アジア・太平洋アマ 取材記】 誇るべき日本女子の「準備の質」と「礼」

所属 ALBA Net編集部
標 英俊 / Hidetoshi Shimegi

配信日時:2018年2月27日 12時42分

ガース・ジョーンズ氏(右から2番目)のもと「アジア・パシフィック女子アマチュア選手権」を戦ったナショナルチーム
ガース・ジョーンズ氏(右から2番目)のもと「アジア・パシフィック女子アマチュア選手権」を戦ったナショナルチーム (撮影:標英俊)
2月21日から4日間の日程でシンガポール・セントーサゴルフクラブにて開催された「アジア・パシフィック女子アマチュア選手権」は、日本女子にとって大きな意味を持つ大会だったといえるだろう。

【動画】出場7名のアマチュアが自身の強みをセルフ解説

男子では、松山英樹が2連覇した「アジアパシフィックアマチュア選手権」が継続開催されているが、2018年からは女子大会が創設。男子では優勝者に「マスターズ」出場権が付与されるが、女子は「ANAインスピレーション」「全英リコー女子オープン」のメジャー2大会の出場権を手にすることができる。アマチュアにとっては非常に魅力的な大会で、19、20年大会は日本のザ・ロイヤルゴルフ倶楽部(茨城県)で開催されることも決まっている。

第1回大会に出場した日本勢は、ナショナルチームから西村優菜(大阪商業大学高校2年)、稲見萌寧(日本ウェルネス高校3年)、吉田優利(麗澤高校2年)、佐渡山理莉(名護高校2年)、古江彩佳(滝川第二高校2年)、安田祐香(滝川第二高校2年)。1月の「オーストラリア女子アマ」を制して招待選手となった山口すず夏(共立女子第二高校2年)を加えた7名がアジアオセアニア地区ナンバー1を懸けて戦った。その中で西村が72ホールを消化してトータル8アンダー・首位タイとなり、プレーオフに進んだが、惜しくもタイの15歳、アタヤ・ティティクルに敗れて、2位となった。

優勝まであと一歩まで迫った西村以外にも、安田の5位タイのほか、日本勢の多くはトップ10圏内で大会を終えた。これだけ日本勢が優勝に迫った理由は、大会前の取り組み方に工夫があったから。明確なテーマを持って、大会に挑んだ結果の効果だった。

■ プレーオフでは150cmの西村が最も的確なプレーをしていた

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