「優勝してからも、まだ自分に足りない部分はあります。ショットもショートゲームもパッティングもすべていいバランスを維持しないといけません。今はそれらすべてのバランスが良いとは言えず、1つが良ければ、何かが悪くなったりするなかで、流れを待っている状態です。正直に言えば、精神的にしんどい状態ではあります」
それでも「イ・ボミだから大丈夫」――。そういう固定観念が、少なからずゴルフファンやギャラリー、メディア、関係者の中にあったはずで、少なくとも筆者も「いずれ復活する」と見ていた。
だが、百戦錬磨のボミでさえも、かつての調子を取り戻すのは難しい作業だった。
忘年会は笑いが絶えなかった。ボミと韓国のファンたちの掛け合いや一体感を見ると、とても愛されているのがよく伝わってくる。いくら成績が悪かろうと、支えてくれる人たちがいるのは彼女の人徳だろう。
帰る前に話を聞いた。ボミはこの1年をこう振り返った。