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申ジエの“裏付けのある”超攻撃的ゴルフ 肝はクラブの通り道を絞るボールとの距離【辻にぃ見聞】

申ジエの“裏付けのある”超攻撃的ゴルフ 肝はクラブの通り道を絞るボールとの距離【辻にぃ見聞】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2017年11月21日 07時59分

身体とクラブとの距離感が変わらない!
身体とクラブとの距離感が変わらない! (撮影:上山敬太)
出場選手が限られる最終戦を除けば、ツアー最後の試合となる「大王製紙エリエールレディス」は申ジエ(韓国)の優勝で幕を閉じた。ジエはエリエールで最低単独2位に入らなければ、賞金女王の可能性がついえていた。そんな中で「絶対にあきらめない」と掴んだ勝利の深層を、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏が掘り下げる。

【関連写真】連続写真で確認すべし!申ジエのクラブの通り道

■難コースとバーディコース。両方で勝てる理由は“裏付けのある”超攻撃的ゴルフ
昨年大会で、テレサ・ルー(台湾)が72ホール最少ストロークとなるトータル24アンダーを叩きだしたように、スコアの伸びるエリエールゴルフクラブ松山。今年も優勝スコアがトータル17アンダーと、バーディ合戦となった。

2打差の2位タイから出たジエは、「先手必勝しかない。6アンダーを目指す」と序盤から攻撃的なゴルフを展開。辻村氏がジエのキャディを務める齋藤優希氏に聞いたところによれば、「18ホール中17ホールはピンを攻めていた。セーフティに行ったのは15番のラフに入れたときだけです」とのこと。その結果、12番までに6バーディを奪う猛チャージ。その後、ボギー2つとバーディ1つで、結局スコアを5つ伸ばして迫りくる鈴木愛を振り切った。

ジエと言えば、ツアー屈指の難コースである小樽カントリー倶楽部で行われた今年の「ニトリレディス」で魅せたような、駆け引きが上手いイメージが強いが、平均バーディ数1位に代表されるように、本来は攻撃的なゴルフが持ち味。「ジエさんは安パイ(安全策)なゴルフはしません。基本は攻め一辺倒です。リスクを負って攻めて行く。そして流れに乗ったら手が付けられないタイプ」。それを支えているのが、類まれなショートゲームとショット力だ。

「アプローチはツアー屈指の技術。高く出せて止められる。だからショットで自信を持って攻めていけるし、外しても大ケガがない。例えば今週で言えば結果的にボギーを叩きましたが、15番で見せたロブショットは、ほとんどの選手が打てない。普通の選手なら転がして奥に抜けている。ましてや女王がかかってる試合。緊迫した中でできる人はほとんどいません」。だからこそ、最後まで攻撃の手は緩めない。2打差がついていた18番でもピンを狙うなど、スタイルを崩すことはなかった。

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