千葉県にある東急セブンハンドレッドクラブで開催中の国内女子ツアー「富士通レディース」最終日。7打差3位タイからスタートした不動裕理が5ホールに及ぶプレーオフを制し、今季4勝目を飾った。2日目を終えて2位に6打差と独走態勢に入りつつあった三塚優子は、前半スコアを1つ伸ばしたものの終盤に失速。チャージをかけた元女王の前に屈する形となった。
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練習ラウンドで18番のアゴの高いバンカーをよく練習したという不動。その練習が功を奏した。正規のラウンドでもプレーオフ3ホール目でも、この難しいバンカーに入れるピンチを見事パーセーブ。特にプレーオフでは「迷わず思い切り打てた」と勝負の綾となったバンカーショットを振り返る。対する三塚が「勝ったと思った」と言う大ピンチをしのいだことで、精神的優位に立った。最後の5ホール目は三塚が痛恨の3パットで激闘に幕。急成長する若手のホープに元女王のしたたかなゴルフを見せつけた。
「(シーズン前は)平均に上位に行くことを目標に勝ち星は考えていなかった。いい調子できているので、今のうち勝てればいいですね」と語る不動。気負いはないながらも、今シーズンあと1勝を狙っていくことを明言した。
【最終順位】
優勝:不動裕理 (-13)
2位:三塚優子(-13)
3位:佐々木慶子(-10)
4位:古閑美保(-9)
5位T:諸見里しのぶ(-7)
5位T:服部真夕(-7)
7位:大山志保(-6)
8位T:福嶋晃子(-5)
8位T:飯島茜(-5)
8位T:藤田幸希(-5)
18位T:横峯さくら(-2)他4名