<富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 初日◇10日◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6580ヤード・パー72>
プロ2年目の吉田鈴が、ツアー初優勝へ向け首位と2打差の5アンダー・3位タイで滑り出した。「67」は今季16ラウンド目で初の60台。「気分はいいかな」という一日を過ごした。
ホステス大会だった「Vポイント×SMBCレディス」で11位になっているが、これが今季の最高位でまだトップ10入りはなし。その原因になっていたのは「パターでリズムが作れなかった」こと。平均パット数はパーオンホールが『1.9341』で76位、1ラウンド当たりも『30.3333』の63位。グリーン上が上位進出を阻んできた。
そこで意識改革。今週は練習からラインの読み方を変えた。これまではラインをまたぎ、足の裏で傾斜を測りながら慎重にカップまでの道筋を読んできたが、「またぐのをやめて、見た目と打った感覚でカップに近づける練習をしました」。その効果があらわれた一例が、バーディを奪った12番パー5。2カップほど切れるラインを読み切り、ジャストタッチで流し込んだ。「開幕から気持ちよく打てたのはこれが初めて」という会心の一打だった。パット数も『29』を記録している。
ルーキーイヤーだった昨年はメルセデス・ランキング51位で惜しくもシードを逃した。前半戦出場権の資格でプレーしている今季は、ここまで予選落ちは2度あるものの同ランク31位とシード圏内での戦いを続けている。長いシーズン、先を見ることも大事。「いつ調子が悪くなるか分からないし、早い段階でよくなったので、これからもメソッドを確立しながら、よかった日でも少しずつズレは直したい」と、日々の調整も入念に行っていく。
大会前には桜の名所・目黒川を訪れ桜も満喫したという。「リフレッシュも大事。スイッチを切り替えながら。姉(優利)のマネをしています」とニッコリ。気分転換に加え、60台という良薬も得た今大会で上位進出、さらにその上を狙いたい。(文・間宮輝憲)
