2人以外にも上田桃子や葭葉ルミら女子ツアー界のトレンドになりつつあるウェッジ4本体制。アマチュアにも真似して欲しいという。「ウッドの本数を減らすリスクはありますが、フルショットで距離に対してコントロールできるメリットは大きい。アマチュアの人にこそしてほしいセッティングですね」
■武尾咲希は“ゆったり”が持ち味
そんなテレサの壁に阻まれた新鋭2人。武尾咲希はこれで獲得賞金が早くも2,100万円を突破。来年の賞金シードに確定のランプを灯した。そんな武尾の強さを辻村氏は“ゆったり感”だと解説する。
「武尾さんのスイングテンポはゆったりそのもの。ゆっくりテークバックして、全体のテンポを作り上げています。クラブをゆっくり上げるから手で上げることはなく、体を使ってトップまで持って行く。そしてしっかりと肩が入るから捻転が深い。また、打ち急ぐこともないからスピン量も安定しているし、ミート率も一定。曲がり幅も少ないです。打つというよりも運んでいくタイプ」。フェアウェイキープ率7位の秘密がここにある。
それ以上に目を引くのがグリーン上。「パッティングが彼女の一番の武器だと思いますね。タッチが良い。センスを感じさせますし、集中力も感じます。簡単なミスが無くなってくればさらに上位を狙えるでしょう」
■一方の新海美憂は新人らしからぬプレーが売り
もう1人の新鋭・新海美憂は新人らしからぬ部分に強みを感じるという。「全体を通してすごい落ち着きを感じます。また、サンドセーブ率とリカバリー率が高いのも特徴。ショットは良いけど、アプローチがちょっと…という若い子が多い中、自分のスタイルであるグリーン周りをとても大事にしているように感じます。もちろんスイングもバランスが良く、柔らかさがありますからこの先期待できます」