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【辻にぃ見聞・特別編】渦巻くラフ、難コースで求められるのは「ボギーを受け入れる“力”」

【辻にぃ見聞・特別編】渦巻くラフ、難コースで求められるのは「ボギーを受け入れる“力”」

配信日時:2016年9月7日 11時44分

辻村氏が警戒する深いラフ いかにフェアウェイをキープできるかが勝負のカギをにぎる
辻村氏が警戒する深いラフ いかにフェアウェイをキープできるかが勝負のカギをにぎる (撮影:小路友博)
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 事前情報◇7日◇登別カントリー倶楽部 (6,750ヤード・パー72)>

 女子プロ日本一を決める大舞台「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」が、北海道の登別カントリー倶楽部を舞台に8日(木)、開幕を迎える。国内女子ツアー史上最長の距離の6,750ヤード、5番パー5は日本最長を更新する605ヤードに設定されるなどセッティングに注目が集まっているが、弊サイトで『辻にぃ見聞』を連載するプロコーチ辻村明志氏に、このコースについて語ってもらった。

昨年王者はリオ五輪にも出場したテレサ・ルー 

 距離もさることながら、「このコースで最も注意すべき点は、ラフですね。場所によっては長さが25センチはありました」と辻村氏。「選手たちにキツい長さでしょう。基本的にこの長さのラフで練習できる環境は、普段はありませんから。試合でどのように対応するか、悩まされるはずです。長いだけでなく逆目、順目が渦を巻いている場所もあるので、これも未経験な選手が多い。予測が立たず、ラッキー、アンラッキーも絶対に出てくると思います」。このラフにいかに入れずにプレーできるかがカギであり、「まずはフェアウェイキープ率が大事です」。

 しかし、「どれだけドライバーが良くても距離があるので、セカンドショットも長い番手を握ることになり、グリーンに乗らない場面が必ず出てきます。どの選手も必ずラフの“お世話”になりますね。結局、ラフへの対処が重要になってくるのです」。となれば技術力とともに、“ザ・メジャー”の難セッティングに挑む精神力も求められそうだ。

 「ダブルボギーは避けたいところですが、ボギーを受け入れる力が求められます。自分がピンチになったときに、どれだけ冷静に対処できるか。またボギーが来ても、それを受け入れて“まだガマンできているんだ”と思わなければ、このコースで最後まで戦いきるのは難しいでしょう」。

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