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「アメリカだとなかなか…」 畑岡奈紗が今季最初で最後の日本ツアーで感じた“温かさ”

畑岡奈紗は優勝まで一歩届かずの2位。しかし、その記憶は「楽しかった」という思いでいっぱいだ。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年10月21日 07時00分

いい思い出を残した日本での試合を終え、畑岡奈紗が主戦場に戻る
いい思い出を残した日本での試合を終え、畑岡奈紗が主戦場に戻る (撮影:福田文平)

<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 最終日◇20日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6506ヤード・パー72>

昨年11月の日米共催試合「TOTOジャパンクラシック」以来となる国内戦に臨んだ畑岡奈紗は、優勝したイ・ミニョン(韓国)に1打及ばなかったものの、トータル13アンダー・2位タイ。その実力をひさびさとなる日本のファンの前で示した。

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3打差を追ってスタートし、1番パー5でおはようバーディ。3番ではダブルボギーを喫したものの、すぐさま4番でもバーディを重ね、それを帳消しにした。後半に入っても12、13番の連続など3バーディ。最後の最後まで優勝争いを盛り上げた。

「きょうは風が強くて、簡単にはいかないと思っていた。午前中はダボもあったけど、それ以降はガマンのゴルフもできた。それが後半の3アンダーにつながりました」。惜しくも勝利は逃したが、その内容は悲観するものではない。

2週後のTOTOジャパンクラシックにはエントリーしておらず、これが今年は最初で最後の国内ツアーとなる。それもあり、当然ながら悔しさも残る。「上位フィニッシュはうれしいけど、やはりここまできたら勝ちたかった。“たられば”というか、あそこをこうしていればよかったという気持ちもどうしても出てしまう」。それでも「楽しかった」という記憶が上回る、そんな4日間だった。

「アメリカツアーだと、なかなかたくさんのギャラリーに囲まれてプレーすることは少ない。私のファンもそうですし、一緒に回った子のファンの方も応援してくださって、すごく温かさを感じました」

いい思い出を残し、再び海を渡ることができる。先週の中国の試合後に調整を続けてきたショットも、「ちょっとしたことで変わるんだな」と、今後への手応えにつながった。多くのものを得た日本での試合を終え、ここから主戦場で2シーズンぶりとなる優勝を目指していく。

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