渋野は「いい所を見せなきゃ、というのはきょうは特にありました」と話す。やはりここも、プロとして手本を示したいという気持ちのあらわれだろう。そして、平均ストローク「74.1979」という難コンディションのなか、1つ伸ばして、順位を61位から28位にまで一気に上げた。
「渋野選手みたいに世界で勝てるプロゴルファーになりたい」というのが手塚の目標。小俣は「絶対に1回で受かりたい」と、来年のプロテストへの意気込みを示した。アマチュア2人はともに予選落ちとなったが、それ以上に記憶に残る1日になったはず。23歳の“お姉さん”と2人の“妹”のラウンドは、お互いにとって有意義な時間だった。(文・間宮輝憲)