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史上初の偉業達成へコースも追い風 古江彩佳、連覇の可能性は十分にアリ【大西翔太の大展望】

史上初の偉業達成へコースも追い風 古江彩佳、連覇の可能性は十分にアリ【大西翔太の大展望】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2022年10月20日 08時00分

「米国でさらに強くなって帰ってきたように見えますね。それは精神面もそう。地元での快挙達成に気合が入っていると思います。伸ばしあいにも強いし、4日間大会はより古江さんにとってはやりやすいと思います。前週は3日間で最終日に伸ばしあぐねていたところがありましたが、4日間ならフルで力を発揮できますからね」

今大会の歴代優勝者は古江を含めてドローヒッターが多い。「持ち球がドローの選手のほうが(ティで)立ちやすいホールが多いですね」というコースも偉業達成へプラスに働く。

■“今週こそ”の2人がライバルか
そして大西氏が「今週も、になってしまうのですが」と前置きしてあげたのが吉田優利と菅沼菜々。ここ最近ずっと上位に入りながらも、あと一歩勝利に届いていない2人である。

「2人とも好調なのは間違いないですし、あとは何かのきっかけだと思います。勝ちきれないという難しい状況の中でも、2人は優勝だけを見てストイックに取り組んでいるように感じます」

例えば吉田は「コーチの辻村さんに聞いたところ“練習量が増えている”と言っていました。嫌になってもおかしくないような惜敗が続くなかでも、正しい方向へ向かって行っています」と心が折れることなく目標に突っ走っている。それは菅沼も同じだという。

吉田はドローヒッター。菅沼はフェード系の球が多いが、「コースでドローを打つ場面を何度も見ています。ティショットでは距離が出ていますし、アイアンではピン筋に飛んで行っています。一辺倒ではなく、シチュエーションに合わせて変えられるので、このコースも戦いやすいのではないでしょうか」。2人ともパーオンホールの平均パット数がトップ10に入っているというパッティング巧者というのもポイントだ。

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