10月17日は、ツアー通算5勝の黄アルムの誕生日。1987年生まれで、きょうで35歳。QT6位の出場権で挑んだ今シーズンは、開幕戦から2位に入るなど、これまで25試合に出場して6度のトップ10入り。メルセデスランキングは19位と、来季のシード権を確実なものとしている。

母国の伝統衣装をキレイに着こなす黄アルム【写真】

韓国ソウル市出身。高校2年時に日韓対抗戦で来日して日本に興味を持ったことから、07年より日本ツアーに参戦。翌年にステップ・アップ・ツアーで2勝を飾ると、09年の「ヤマハレディース」で日本ツアー初優勝。18年は「大東建託・いい部屋ネットレディス」で9年ぶりのツアー2勝目を飾ると、同年はシーズン3勝を挙げ、自己最高となる賞金ランク6位に入った。

19年も「スタンレーレディス」で勝利するなど、賞金ランク16位でシーズンを終えたが、2020-21シーズンは35試合に出場し、トップ10入りは1度のみ。賞金ランク86位でシード権を喪失。不調の原因について、新型コロナウイルスの影響でひとりでいる時間が増え、メンタル面がうまくコントロールできなかったことを挙げている。

シード権を失ったものの、一度韓国へ戻ってリフレッシュし。21年末のQTで6位に入り今季の出場権を確保した。すると開幕戦では、3日目を終わってトップタイ。1打差で優勝は逃したものの、その後も度々優勝争いに顔を出し、現在のメルセデスランキングは19位。2勝目を挙げるためにこれまで9年を費やしたが、次の勝利にはそこまで時間はかからなそうだ。