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「抜けがよくなって…ハマった」 先週から投入、西郷真央の“悩み”を解決するニューアイアン 

「抜けがよくなって…ハマった」 先週から投入、西郷真央の“悩み”を解決するニューアイアン 

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2022年10月12日 16時25分

西郷真央、信頼のニューアイアンとともに地元3勝目へ挑む
西郷真央、信頼のニューアイアンとともに地元3勝目へ挑む (撮影:鈴木祥)
富士通レディース 事前情報◇12日◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6689ヤード・パー72>

今季の5勝のうち、2度優勝カップを掲げた地元・千葉県の大会を、西郷真央が心強い新兵器とともに迎える。それが先週の「スタンレーレディスホンダ」から使用しているアイアン。クラブ契約を結ぶミズノの新製品『JPX 923 FORGED』は、悩み解決につながる1本になりそうだ。

3度目地元Vへ後押し 西郷真央の新アイアン【写真】

2週前に、こちらも千葉県で行われたメジャー大会「日本女子オープン」では予選落ち。その後、静岡県に移り、練習日に投入を決めたのがJPX 923だった。もともと使用していた同社の『JPX921 FORGED』の後継機とあって、初めてテストを行った8月の「CAT Ladies」から違和感なく振り抜けた。さらに「抜けのよさ」も感じることができる。「あとは縦距離のズレなどが出なければ、早く使いたかった」とここまで温め、先週おろしたというのが投入までの経緯だ。

ここで話した“抜け感”は、クラブを選ぶうえでこれからの時期に大事な要素の一つになる。芝がしっかりと生えそろう夏頃から特に、「クラブが刺さり手首を痛める」原因にもなってきたという。それが一変。「体への負担もなくなり、クラブが刺さってヘッドが返ることもなくなる。左右のズレも落ち着きました」と、性能のよさを感じさせる部分となった。シーズン中の変更になったが、「いいと思ったものを使いたいし、結果が出なければその時に考えればいい。勇気をもって替えました」という決断が、先週の2位にもつながった。

「逆球が出ないようにと意識しながら振っている」というスイングを、無意識にすることが現在の課題。ただ先週は「悩んでいた」という逆球も出ず、新アイアンが「ハマった」という実感もある。ただそのなかであまりショットにばかり意識すると、パッティングに集中できないという部分も感じとれた。「パッティングに集中できるようにショットの精度をあげたい」というのが、秋の克服ポイントになる。

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