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「バーディを獲って上がりたかった」小祝さくらが“珍しく”覚えていた因縁大会でリベンジ

「バーディを獲って上がりたかった」小祝さくらが“珍しく”覚えていた因縁大会でリベンジ

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2022年10月9日 17時50分

54ホールをノーボギーで駆け抜けた小祝さくら
54ホールをノーボギーで駆け抜けた小祝さくら (撮影:佐々木啓)
スタンレーレディスホンダ 最終日◇9日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6570ヤード・パー72>

初日、2日目がサスペンデッドとなる波乱の展開を制したのは小祝さくらだった。途中、4人が首位に並ぶ混戦となりながらも、終盤に頭一つ抜け出してトータル12アンダーとし、5月の「リゾートトラストレディス」以来となるツアー通算8勝目を54ホールノーボギーVで飾った。

誇らしげに優勝トロフィーを掲げる小祝さくら【写真】

サスペンデッドとなっていた第2ラウンドが終わり、単独首位で始まった最終ラウンド。だが、前半からパーを並べる展開が続く。そのうちに西郷真央に抜かれ、さらに同組の菅沼菜々、後続の大里桃子に並ばれて2位タイでサンデーバックナインへと入ることとなる。

だが、10番のティショットをピン筋に放ちバーディ。再び首位タイとなると、そこからは膠着(こうちゃく)状態が続いたが、17番で7メートルを沈めて再び単独首位に。18番で菅沼がバーティパットを外したことで、小祝の優勝は決定的になった。最後の2メートルのバーディパットは外してしまったが、返しを入れてイレギュラーな戦いにピリオドを打った。

プレーオフで敗れても、惜敗を喫しても「あまり覚えていない」ということが多い小祝だが、この試合は珍しく「印象深く覚えている」ものだった。1年前、賞金女王争いを繰り広げていた小祝は、ランキング1位を走る稲見萌寧に差が付けられたことで、急きょ元々休む予定だった今大会にエントリーした。初日に2位タイで飛び出すと、2日目を終えて首位タイ。ここまでは完ぺきな試合運びだった。

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