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尾関彩美悠の“柔らかい背中”が生み出す強い球 度胸満点のパットはツアー4位相当の実力【辻にぃ見聞】

尾関彩美悠の“柔らかい背中”が生み出す強い球 度胸満点のパットはツアー4位相当の実力【辻にぃ見聞】

配信日時:2022年9月20日 13時00分

前週の国内メジャー「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」で初めて“生”で尾関のスイングをみた辻村氏。そのときの第一印象は「大きなキャリーボール」。これが尾関の最大の魅力だという。

身長は158センチと小さくも大きくもなくいわば平均的。だが今大会のドライビングディスタンスは249.167ヤードを記録しているように、その身長以上の飛ばしをみせている。そんな飛距離を生み出しているのは「大きなスイングアークと背中の柔らかさ」。特に背中から腰、腕へと繋がっている大きな筋肉「広背筋」を辻村氏はポイントに挙げた。

「尾関さんはドロー一辺倒ですが、ダウンスイングでしっかりと体の近くにシャフトを通せています。そして広背筋の柔らかさと強さを感じました。ダウンスイングの力強さが腹筋の力だとしたら、振り抜きに必要なのが広背筋です。インパクトをした後に広背筋を使ってボールを押し込むことができています」

柔らかい背中でゆったり大きく上げたテークバックから振り下ろし、またも背中の筋肉を使って球を押し込む力強いインパクト。ボールの高さや打ち分けには「まだまだ未熟」ではあるが、19歳のさらなる成長にも期待を寄せた。

■ここぞで決めるショットに、ツアー随一のパッティング

吉田優利と並んで迎えた終盤16番。先に吉田が12メートルのスライスラインを決めてバーディを奪うと、尾関は6メートルを決め返した。そして最終18番。先に吉田がフェアウェイから右横3メートルのチャンスにつけたが、尾関はラフからにもかかわらず、その内側、1メートルにつけてそれを決めた。

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